イタリア1部ACミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(40)が今季限りで現役を引退する可能性が出てきた。

 ACミランはシーズン後の6月末で契約満了となるイブラヒモビッチと来季の契約について話し合いを行ってきた。しかし、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」によると、母国スウェーデンが11月に開幕するカタールW杯欧州予選プレーオフで敗退したことを受けて「もう1シーズン続けることを望んでいたイブラヒモビッチの計画は変わった」という。

 もともとイブラヒモビッチの契約延長については来季となる11月に開幕するW杯出場を見据えてのものであって年俸700万ユーロ(約9億2000万円)から300万ユーロ(約4億円)への減額も受け入れる構えだった。しかし目標としていたW杯が消滅したことで現在は今季限りでの現役引退も検討しているわけだ。

 もちろん、まだ決定ではなく最終決断はシーズン終了後になるとみられている。仮に引退となった場合でもACミランのフロントとして契約する方針でチーム強化などに取り組む予定だが、果たして怪物ストライカーはどんな結論を出すのか。