7日のドラゴンゲート東京・後楽園ホール大会でK―ness.(クネス)が、26年のリング生活に別れを告げた。

 昨年12月28日に現役生活に終止符を打つことを発表してから3か月あまり。これまで「M2K」や「ジミーズ」といったユニットが一夜限りの復活を果たしたが、この日の引退試合は横須賀ススムとの「クネスカ」でドラゴン・キッド、Kzy組と対戦した。

 K―ness.は序盤からスピードを生かして、Kzyにハイキック、キッドにブレーンバスターを仕掛ける。その後は一進一退の攻防が続き、時間無制限のラストマッチは持久戦となっていく。最後は、Kzyとのエルボー合戦でフラフラの状態になったK―nessが、感極まったKzyにランニングエルボースマッシュを決められて力尽きた。

 試合後はリング上でKzyらと抱擁。そのまま引退セレモニーに移り、Gammaや大鷲透、吉江豊、高橋奈七永らゆかりのあるレスラーから花束を受け取り、師匠のウルティモ・ドラゴンは「お前は誇りです。これから第二の人生のスタートだ。これからが勝負だ。しっかり頑張れよ」と惜別メッセージを送った。

 K―ness.は1410人の観客に「こんな俺を26年間、応援してくださり本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べ、レスラー人生に終止符を打った。