7日に放送された沢口靖子主演のテレビ朝日系連続ドラマ「科捜研の女」(毎週木曜午後8時)が最終回を迎え2時間のスペシャル枠で平均世帯視聴率11・5%(関東地区)だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は6・3%。

昨年10月14日の初回世帯平均視聴率は12・8%で、以降およそ半年にわたって安定して10%台をおおむねキープ。根強い人気を示してきた。京都府警科学捜査研究所、通称・科捜研の法医研究員・榊マリコ(沢口)が専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く人気シリーズ。21シーズン目に突入し、現行連ドラとして最多シリーズ記録を更新した。

最終話は、とある池で女性の溺死体が見つかり、榊マリコ(沢口靖子)ら科捜研メンバーが現場に臨場する。被害者は、ある町の前町長で、背中の圧迫痕から誰かに突き飛ばされた可能性があることなどが判明。さらに捜査を進めると、インターネット上には、前町長が推し進めた堤防工事の計画の凍結にまつわる黒いウワサが書き込まれた「フェイクニュース」であふれ、すごい勢いで拡散されていた。

実は、数年前にこの町で起こった水害で多数の被害者が出ており、堤防工事が中止にならなければ悲劇は起きなかったと非難されていたのだ。水害が犯行の動機だとしたら、その遺族が犯人の可能性もある…。