俳優平方元基(36)が、8日、都内で、舞台「THE 39 STEPS」(5月1日から、シアタークリエ)の制作会見に出席した。

この日はソニン(39)小松利昌(49)あべこうじ(47)も出席。男性陣はタンクトップにストライプのパンツ姿、ソニンは薄手のランジェリー姿という舞台衣装で登場した。

主演でリチャード・ハネイ役の平方は「本当は僕これ着ないんですよ、あべさんと小松さんの衣装なのに来たらこれ着ろって言われて。寒い! めちゃめちゃフラッシュたいてください!」と会場を沸かせた。

平方は「ミュージック&プレーで、歌あり芝居あり、膨大なせりふ量で大変です。大人たち4人が必死になって、まさにハイパーなコメディーになると思います」と自信たっぷりに語った。

平方が演じるハネイについては「かっこつけだけど、ちょっと情けない感じもあって、世の中の男性に共感してもらえる人物かな」と話し、共演者からは「変な正義感あるよね、イギリスの寅さんみたいな」と指摘されて笑いが起きた。

また、「見た目で言うと、細い口ひげが特徴で、ミュージカルだと(シールを)張るんですけど、この役は自分のひげで撮影も挑戦して、生々しい男を体現できるかな。本番もこれで行きます」と意気込みを語った。

稽古について、平方は「覚えるのに必死なんですけど、気付いたら2幕の半分くらいまで来てます、5日目で。もう尺に入らない。収まりきらなくて、生きてるー! という感じ」と話し、「小松さんとあべさんが面白いのと同時にめちゃくちゃ包容力があるので、安心してやれて心強い」とチームワークの良さも強調した。

ウォーリー木下氏からのコメントで「最初の本読みで流れを入れて、役を自分の物にしているので見ていてとっても楽しいです」と言われると、平方は「こういう顔してたんだなと思って。マスクしていると、もうちょっと怖くないですか?」と突っ込み、「袖がないので、隠れる所もなくて舞台上で生着替えです。いつ水飲んで、いつ汗拭くんだとかも考えないといけないですし。何度見ても楽しめる」と、新ジャンルになりうる、今回の舞台を猛烈にアピールした。