ノアのGHCヘビー級王者・藤田和之(51)が意外な行動でスタッフのハートをつかんだ。

 30日の東京・両国国技館大会で潮崎豪とのV2戦を控え、最初で最後の前哨戦が行われた8日の後楽園ホール大会前のことだ。エレベーターで会場入り口に到着した藤田は開口一番「いつもありがとうございます!」と威勢よくスタッフにあいさつした。

 そのまま手にした紙袋から何やら取り出すと「皆さんあっての我々選手ですので。どうぞ食べてください」と手土産を手渡しながら、開場準備に追われるスタッフたちを回った。地元の千葉・外房の名店「和菓子司 かねきち」で購入した「かねきちのいちご大福」で、50人分を差し入れる大盤振る舞いだった。

 先日は埼玉県内のノア道場を訪れ、20キロの牛肉といちご大福を差し入れたばかり。2月の王座奪取&ノア入団を機に人間宣言を放った元野獣は礼儀正しい態度を見せているが、そろそろ信じていいだろう。

 なお、藤田が差し入れたいちご大福は、サイバーファイトの武田有弘取締役や西永秀一レフェリーも食した様子。盟友の〝悪魔仮面〟ケンドー・カシンが指摘するように、スタッフの懐柔には成功しているようだが…。