西武・高橋光成投手(25)が8日のソフトバンク戦(ベルーナ)に登板も6回100球を投げ10安打5失点(自責点4)。試合をつくれず降板した。

「変に気負わずしっかりと自分の投球を心掛けたい。先に点は与えたくない」と臨んだ相手エース・千賀とのマッチアップだったが、高橋はあっさり先制を許した。

 3回二死一、二塁から3番・牧原にストレートを左前打を許して1失点。その裏、味方打線に同点に追いついてもらったのもつかの間、4回には中村、柳町、ガルビス、上林の長短4連打に柘植の捕逸が絡み、三森の適時打で一挙4点を失い、主導権を手放した。

 高橋は「先に得点を与えてしまった後に粘り強く行けなかったです。その結果として最少失点に抑える事が出来ずに大量失点してしまいました。次回の登板では同じ事を繰り返さないように準備します」とコメント。

 6連敗中の嫌な流れを止めるには「エース」と呼ばれる投手の踏ん張りが必須条件。しかし、今の西武にこの状況を打開できる本当のエースはいない。