間寛平GM(72)のもと、吉本新喜劇の新たなスター輩出を目的にした「セカンドシアター新喜劇」のこけら落とし公演が8日、大阪市のYES THEATERで行われた。

 公演のリーダーは信濃岳夫(40)と諸見里大介(39)が務め、普段の新喜劇にはあまり出演していないような若手メンバーが多数出演。寛平も「商店街の会長」役で出演し、アドリブで大暴れして笑いを誘った。

 寛平は「ドキドキ心配してたけど、僕が思っている以上にみんな頑張ってくれてめちゃめちゃうれしい」と持ち上げた後、「涙が出そう…出てないけど」と落として、一同ズッコケた。

 新たなスター発掘の場とあって、公演で爪痕を残したと感じた座員について聞かれると「森田まりこちゃん。いつもは松浦真也君のギターの小ネタみたいな感じでやってるけど、『それを外してやってみ?』と言ったら、こうしてちゃんとできた。こんなキャラでもやってほしい」と褒めた。

 同じく、ゲスト出演した座長のすっちーも「完成度の高いものを目指すより、いっぱい失敗してもいいから自分が持っているものを出してほしい。僕らや寛平師匠の世代では分からんような発想をどんどん出してほしい」と期待していた。