吉本新喜劇のゼネラルマネジャー(GM)に就任した間寛平(72)が、新たなスターを発掘しようと企画した「セカンドシアター新喜劇」のこけら落とし公演は8日、大阪・千日前のYESシアターで始まった。今公演では信濃岳夫(40)諸見里大介(39)が主演を務め、すっちー(50)佐藤太一郎(44)音羽一憲(38)森田まりこ(41)らが脇を固めた。

うどん店にテレビの撮影がやってきて、ドタバタが起こるという吉本新喜劇らしい設定。「開演前はドキドキもので大丈夫かな?」と不安だった寛平だが、本番では諸見里相手に緊張感あふれる芝居を展開。森田も体を張ったアクションで場内の笑いを誘った。終演後は「みんなが頑張ってくれて涙が出るほどうれしい」とGMは称賛した。

リーダーを務めた信濃は「いつもは先輩の力を借りてやっていたが、今回は僕らが若い座員を引っ張っていく覚悟だった」と自信に満ちたコメント。

公演のために岩手からやってきた横地真平(26)は、地元でピーマンを育てている芸人。さっそく寛平から「それなら名前を変えよう。ピーマンよこっち、でこれから行こうやないか」と急きょ改名が決まるハプニングもあった。

同公演は9、10日も同所で行われる。