3―3で延長12回を引き分けた広島の先発・大瀬良大地投手(30)が〝大反省〟で試合を振り返った。

 試合は4時間53分の末にドロー決着。試合後の佐々岡真司(54)は「7回以降、本当に中継ぎ陣が踏ん張ってくれたおかげ」と6投手で延長12回までの6イニングを無失点リレーを披露したブルペン陣の労を労ったが、そもそもは4回までに3点のリードを奪った展開。

 カード初戦の先陣を切ったエース・大瀬良が中盤に失点を重ねる形で、6回までに3―3の同点に追いつかれたことに指揮官も「大地がね、粘ってはいたけど、もうひと粘りがね」とポツリ。試合後、大瀬良も先に援護をもらいながら、追いつかれてしまったことに「要所要所でしっかりしたボールを投げれば防げたかもしれない点数もあったと思う。僕がしっかり投げていれば、勝機もあったのかなと思う」とリードを守り切れなかった自身の投球を悔いた。

 この日は91球を投げ、6回8安打3失点と先発としては及第点も、そこは赤ヘルの「エース」を担う男。試合後にはこの日の〝物足りなさ〟を自覚していただけに、次回登板ではこの日のモヤモヤを晴らす快投を期待したいところだ。