Vプランは定まった。ゴルフの国内女子ツアー「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」2日目(9日、埼玉・石坂GC=パー72)、2018年大会覇者の鈴木愛(27=セールスフォース)は、6バーディ、1ボギーの67で周り、通算8アンダーと単独首位に浮上した。

 2日目を終えた鈴木の表情は晴れやかだった。基本的に関東のコースは「平らで林間コースが多いので、あまり好きじゃない」というが、今大会のコースは「ここはアップダウンがあるし、いろんな傾斜から打てる方が自分の中でセカンドのイメージが出しやすい」と圧巻のプレーを披露。「グリーンの起伏があればあるほど、グリーンに乗ったときのパッティング勝負になると思うので、そういう面では有利かなと思う」と手応えを口にした。

 最終日に向けたイメージトレーニングもできている。「前半の方が(スコアを)伸ばしやすいと思うが、8、9番はあまり得意でない感じがするので、なるべく7番までに伸ばしたいなと思う。後半も10、12、13番のショートは伸ばしやすいと思うが、14番以降はどのコースも難しくなってくるので、13番までにしっかり伸ばして、14番以降はボギーをたたかずに、安定したプレーができたら」と展望を語った。

 昨年7月の「資生堂レディス」以来となる優勝が懸かる運命の最終日。「明日は流れを悪くしないように意識したい。でも守りのゴルフでは勝てないので、攻めのゴルフに徹したい」。心身ともに充実した鈴木に死角はなさそうだ。