いつ何時も淡々とプレーをこなす男が好守で沸かせた。ソフトバンク・中村晃外野手(32)が9日の西武戦(ベルーナ)に「5番・右翼」で先発出場。初回の守りで、西武の大砲・中村剛也内野手(38)が右翼フェンス際に放った大飛球をジャンピングキャッチでかっさらうファインプレーでチームを救った。

 捕球後、左手を高く掲げて完全捕球をアピール。場内は鷹党を中心に歓喜と拍手に包まれたが、中村晃は表情を一切変えずに淡々とベンチへ戻った。クールな男の光るプレーで初回を3人で抑えたソフトバンク先発・東浜巨投手(31)は、ベンチに帰ると真っ先に中村晃のもとへ行き「ありがとうございます」と感謝を伝えていた。