タモリ(76)がレギュラー出演するNHK教養番組「ブラタモリ」(土曜午後7時30分)が9日、放送され、福岡放送局所属の野口葵衣アナウンサー(27)が、7代目アナウンサーとして初出演した。

番組は東京・千代田区のホテルニューオータニからスタート。タモリから番組を視聴したことがあるかと問われ、野口アナは「見たことあります。タモリさんとブラブラするんですよね」とおっとりとした口調で話し、タモリは「ブラブラするだけです。大丈夫。ブラブラしてればいいから」と優しくフォローした。

同番組は人気番組で、桑子真帆アナ、林田理沙アナら歴代担当アナは番組卒業後も各方面で活躍中。そのため、タモリは「まあこの方もいずれ、出世するんでしょうね」。野口アナは「先輩方がね、素晴らしいご活躍ですから」と笑顔を見せた。

その後は東京・永田町にある、井伊家の屋敷を散策。複数ある大名屋敷の中でも、仕事場として重要な屋敷のことを意味する「上屋敷」が紹介された際には、「バリキャリが住んでいるところですか?」。タモリが「ん?」と聞き直すと「バリバリ働く…あ、アナウンサーがこんな言葉使っちゃダメかも知れない」と即”訂正”。しかしタモリは気に入ったようで「バリキャリじゃん!」と、早速多用。初タッグとは思えない、相性の良さを見せた。

笑顔が印象的な野口アナは、新潟出身で18年に入局。4月で5年目を迎えた。初任地の山形を経て、現在は福岡で夕方のニュース番組「ロクいち福岡」のキャスターを担当している。

なお、番組はNHKの動画配信サービス「NHKプラス」で視聴することができる。