歌手の松田聖子(60)が9日、都内のホテルで「SEIKO MATSUDA Premium Dinner Show2022」を開催し、昨年12月に急逝した娘の神田沙也加さん(享年35)とともに歌っていくことを誓った。

 当初、ディナーショーは昨年12月に行われる予定だったが、沙也加さんの不幸があったため、中止に。暮れのNHK紅白歌合戦の出場も辞退し、喪に服した。

 今年1月30日に四十九日法要を終え、1つの区切りがついたことで、聖子も歌手活動を再開。ディナーショーを開催するに至った。

 この日、鑑賞した女性ファンは聖子の様子について「後半は元気だったけど最初はやっぱりね…。必死で歌ってる感じでした」と涙ぐんだ。

 また別の女性ファンによると「ショーの最初に『(沙也加さんが)突然旅立ってしまって』と語り、泣いてました。でもそのあとは切り替えて、ガンガンという感じで。あいさつでは『皆さまのために沙也加と一緒に歌っていきます』と話していました」という。

 ショーの客席には俳優の船越英一郎(61)の姿もあったが、取材に対して「今日は、ちょっとごめんなさい…」とだけ話し、会場を後にした。

 なお、ディナーショーは5月5~7日に大阪公演、6月には全国ツアーもスタートさせる。