【ウィスコンシン州ミルウォーキー発】WWE・スマックダウン(SD)で、中邑真輔(42)がWWEユニバーサル王者ローマン・レインズ率いる「ブラッドライン」から屈辱の一撃をくらった。

 この日のSDメインでは、祭典「レッスルマニア38」でWWE王座とユニバーサル王座の統一に成功したレインズが、SDタッグ王者ウーソズ(ジミー&ジェイ)と代理人ポール・ヘイマンを引き連れて登場。「ブラッドラインにはまだやることが残っている。俺はベルトを統一させたが、タッグ王座も統一すべきだ。ロウタッグ王座を奪ってこい。ブラッドラインがすべてのベルトを手に入れる」と、いとこのウーソズに命じた。

 ロウタッグ王者のRKブロ(ランディ・オートン&リドル)からベルトを奪い、タッグ王座も統一せよという。ここでテーマ曲「ザ・ライジング・サン」に乗って、中邑が登場だ。観客もテーマ曲を〝合唱〟する中で、堂々とリングでブラッドラインと対峙した。

 中邑は祭典でウーソズのSDタッグ王座に挑戦するも、相棒のリック・ブーグスがヒザを負傷しベルト取りに失敗した。タッグパートナーは長期欠場の見込みだけに、レインズの王座に挑戦するのか? 

 マイクを握り、アピールしようとすると、統一王者レインズはこれをさえぎり「何も言う必要はない。オレもジミーがケガした時とか、パートナーをケガで失った気持ちはわかる。ブラッドラインに助けさせてくれ」と言い、中邑をなぜか抱擁した。

〝キング・オブ・ストロングスタイル〟が困惑の表情を浮かべた時だ。ウーソズがレインズの背後から死角をついて、ダブルのスーパーキックを発射。中邑は不意打ちを浴び、リングでダウンしてしまった。

 屈辱を受けた中邑はブラッドラインへのリベンジに向かうのか? それとも…。SDの新たな動きに注目が集まる。