ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)でプロ野球タイ記録となる1試合19奪三振、1994年の槙原寛己(巨人)以来、28年ぶり16度目の完全試合を達成した。

 ストレートの最速は164キロ、140キロ台後半のフォークボールでオリックスの打者27人を完璧に封じた。

 最後の打者・杉本を3球連続フォークで3球三振。完全試合達成の瞬間、佐々木朗は少し謙虚なガッツポーズを作りZOZOマリンのスタンドが沸騰した。

 佐々木朗はお立ち台で「最高です。(完全試合は)正直あまり意識していなかった。打たれたらそれでいい。最後まで松川を信じて投げました」と女房役・松川の好リードを称えた。

 プロ野球タイ記録の19奪三振、プロ野球記録の13者連続奪三振についても「松川がいいリードをしてくれたので、しっかりその要求に応えながら投げられたかな。ストライク先行で早いカウントで勝負できたのがよかった。次回もいいピッチングできるように引き続き頑張りたい」と淡々と次回登板に向け先を見据えていた。