プロレスリング・ノアは13日に会見を行い、ウルティモ・ドラゴン(55)がメキシコに持つ練習拠点「闘龍門CASA」がノア若手選手の海外武者修行先の一つになることを発表した。

 ウルティモは「1月1日に日本武道館大会に出させていただいて、その時の印象としてはドラゴンゲートと(ノアは)選手が似てるなと。その時に武田(有弘)さんとお話させていただいたのは、海外の経験してるしてないとでは今後のレスラー人生にすごい影響があると思うので。そのなかで海外で武者修行をさせたいという話があったので。たまたま合宿所が空いてるもので、そこを基地にして修行ができればと」と提携の経緯を説明。

 闘龍門CASAはドラゴンゲートの選手とノアの選手が共同で利用し海外遠征の拠点になるという。「自分のなかで期待しているのはノアとドラゴンゲートのカラーが違いますよね。そんななかで海外で共同生活するにあたって、何か新しいものが生まれてくれたらうれしいですよね」と相乗効果を予想した。

 武田有弘サイバーファイト取締役も「本来コロナ禍でなければ一度海外で経験を積んで、苦労して日本に戻るという従来のプロレス業界だったと思うんですが、そこが止まっていたので。若手が知らない街で成長して戻ってきてほしいという気持ちで校長にお願いしました」と新たな展開に期待を寄せた。最初に遠征する選手については「候補はいるんですが、これは選ばれた選手はチャンスだと思いますので。もう少し様子を見て考えたいと思います」と語るにとどまった。