女優の橋本愛(26)が13日、インスタグラムのストーリーズを更新。作家の山内マリコさんと柚木麻子さんらが映画業界の性暴力の撲滅を訴える声明を発表したことを受け、「とても救われました。ありがとうございます」と感謝した。

映画業界で監督や俳優から性暴力の被害を受けたとの告発が相次ぐ中、山内さんと柚木さんが12日、「原作者として、映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます」とした声明を発表。西加奈子さんや湊かなえさんら多くの女性作家たちが賛同者として名を連ねた。

橋本は「うっうっう 山内さん。。!!BIGLOVE」と号泣の絵文字を貼り付け、「少なくとも私が、とても救われました。ありがとうございます。ありがとうございます。。ありがとうございます」と感謝した。

また、「今回声を上げた方々に対して、『その時いえばよかったのでは』とか、『前回のmeetooの流れでなくなんで今更』とか、そういった意見を目にすることが多いのですが」と、告発した被害者たちに対する一部の批判的な声に言及。「言えないんです。言葉を発そうとすると、たとえば口に汚物を塗りたくられたような感覚に。記憶を思い返すあけで、人の糞を無理やり口に、体内に捩じ込まれたような感覚に。とまで言えば、どこか体感として伝わるでしょうか。または全身を虫が大量に這うような感じ、もあります。耳や、口、鼻、に、虫がわらわらと侵入してくる感じ。です」と、声をあげることが難しい被害者の立場を推し量り、反論した。

続けて「たとえば窃盗なら、盗まれたものを取り返したい、そして、どこかで『取り返せるのではないか』という希望が持てるのだと思います。きっととても怖いしショックだけれど、この場合 警察や然るべきところにすぐに相談される方は多いのではないかと思います」と例をあげた上で、「けれど、性加害は、一生、何があっても取り返せないんです。たとえ加害者が逮捕されようと、罰せられようと、どうなろうと。だから一番は、記憶を消すしかないんです。それでも、どうにか、何かを変えたいと、吐きそうになるほどの嫌悪感と絶望を抱えながら、なんとか言葉にしてくれたんです」と推察。「どうか、その思いを踏みにじるような、言葉を投げかけないよう、お願いしたいです」と呼びかけた。