歌舞伎中村屋の中村勘九郎(40)、中村七之助(38)兄弟が、17日放送のニッポン放送特別番組「吉崎典子 物見遊山てんこ盛り!~歌舞伎入門編~」(午後8時)に出演する。

元フジテレビのフリーアナウンサー吉崎典子(60)がパーソナリティーを務める。吉崎アナは、フジテレビ時代に中村屋に密着したドキュメンタリー特番で監修やナレーションを担当。現在も巡業に同行して歌舞伎のイヤホンガイド解説員を務めるなど、2人とは旧知の間柄だ。

番組では勘九郎、七之助とともに、江戸時代から400年以上にわたって人々を楽しませてきた日本が誇る伝統芸能“歌舞伎”の魅力に迫る。身近なキーワードからひもときながら、歌舞伎の楽しみ方を紹介する。

勘九郎は「面白いもの、良いものを届けたい。初めての方には“見ず嫌い”にはならずに、まず見てほしい」。七之助は「歌舞伎を肌で感じてほしい、人それぞれの楽しみを見つけられる。自分の好きなところを見つけてほしい」と話している。

兄弟の父の18代目中村勘三郎が12年に57歳の若さで亡くなって10年。勘九郎は「常にそばにいるような感覚。『早く平成中村座やれよ、どうするんだよ』と言われそう」と笑った。他にも、コロナ禍の苦しい日々についてや、次の世代を担う勘九郎の息子の中村勘太郎(11)、中村長三郎(8)への思いも明かした。