俳優・佐藤流司(27)らが13日、都内で舞台「呪術廻戦」の製作発表会に出席した。

 2018年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の大人気漫画を舞台化。現代社会を舞台に、人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓う呪術師との闘いを描いた物語だ。

 主人公の虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)を演じる佐藤は「このような素晴らしい大きな作品の主演をやらせてもらうこと、本当に光栄に思います。身体能力が高い役で、私の体の方も鋭意制作中でございます」とあいさつした。

 メインビジュアルには、キャストらが歩いている写真が起用されている。「歩くの100回くらいやりましたよ…」と撮影の苦労を明かした。

 原作は、学生にも人気の作品。自身の小学生の頃の思い出を問われると「凍った川に傘を落とした子がいて。取りに行ったら、ものすごく氷が薄くて、死にかけました。通りすがりのおじさんが見つけてくれて、引き上げてくれましたね。そういう正義感が、役と似ていますね…」と驚きのエピソードを明かした。

 演出を担当する小林顕作氏は「皆には歌ってもらいたいなって。せっかくなら、舞台でできることをてんこ盛りにしたいですね」と語った。

 東京公演は「天王洲 銀河劇場」で、7月15~31日まで。大阪公演は「メルパルクホール大阪」で、8月4~14日まで開催される。