俳優佐藤流司(27)が13日、都内で、舞台「呪術廻戦」製作発表会に出席した。

同作は、2018年から「週刊少年ジャンプ」で連載されている、芥見下々(あくたみげげ)氏による人気作。人間の負の感情から生まれる“呪い”と、それを呪術ではらう、呪術師との戦いが描かれている。

この日は虎杖悠仁を演じる、佐藤のほか、豊原江理佳(26)泰江和明(27)三浦涼介(35)藤田玲(33)太田基裕(35)和田雅成(30)、演出の小林顕作、週刊少年ジャンプ編集長の中野博之氏も出席。

佐藤は「大きな作品で主演をやらせてもらえて、光栄に思います。身体能力の高い役なので、本番に向けて、今、体も作成中です」とあいさつした。演じる虎杖悠仁について、「『いたどりゆうじ』と『さとうりゅうじ』で読み方、名前から似ているんですけど、出身が宮城県も一緒で、身長もほぼほぼ一緒。身体能力の高さに関しても、スタミナには自信があるので、共通点が多いなと思います」。

この日はメインビジュアルもお披露目され、佐藤は「初めて、短い髪の役をやってみて、『短いのいいな』と思いました」と会場を沸かせた。

「呪術廻戦」の舞台が高校であることにちなみ、「学校生活での1番の思い出は?」という質問に、佐藤は「小学2年生の時に、小さな女の子が凍った川にかさを落としちゃって、泣いていて、『取ってくるよ』といって、川に入ったら氷が薄くて死にかけたのが最大の思い出です」と明かし、「結局、通りすがりのおじさんが引き揚げてくれたんですけど、そういう正義感が似てますね、やっぱり役と」と会場を笑わせた。

舞台「呪術廻戦」は7月15日から31日に東京で、8月4日から14日に大阪で上映される。佐藤は「このご時世ですので、皆さん日常的に感じる不安や不満、負の感情があると思います。なので、持ってきてください。吹っ飛ばしますから」と力強く意気込んだ。