国際政治学者の舛添要一氏(73)が14日、ツイッターを更新。アゾフ大隊に関する公安調査庁の対応に疑問の声をあげた。

 アゾフ大隊とは現在、ウクライナ国内でロシア軍と対峙している軍事組織。公安調査庁は以前、ホームページで「『ウクライナ愛国者』を自称するネオナチ組織が『アゾフ大隊』なる部隊を結成」などと記述していた。しかし、8日の更新時にこれを削除。理由については「公安調査庁の独自の評価を加えたものではなく…」などとしている。

 しかし、舛添氏は「公安調査庁は『国際テロリズム要覧2021』から『ネオナチ組織が「アゾフ大隊」なる部隊を結成』とする記述を削除。ロシア大使館が『公安調査庁もネオナチ組織と認めている』と発信したためだが、記述に間違いはない」と持論を展開。

 その上で「米露の情報戦に巻き込まれて、過去の自らの調査結果まで否定することはなかろう」と今回の対応を疑問視している。

 削除後、メディアなどではアゾフについて「ウクライナの治安組織」などとしている。