北京五輪フィギュアスケート女子銀メダリストでエテリ・トゥトベリーゼ氏の指導を受けているアレクサンドラ・トルソワ(17)が〝宿敵〟エフゲニー・プルシェンコ氏のショーに出演することになり、ファンの間で古巣復帰の議論が起きていると、ロシアメディア「MKSPORT」が伝えている。

 トルソワは13日にトゥトベリーゼ氏が主催するアイスショー「チャンピオンズ・オン・アイス」(モスクワ)で五輪以来約2か月ぶりにリンク復帰を果たしたが、16日には2020―21年シーズンに指導を受けたプルシェンコ氏がプロデュースする「チャンピオンズ・ユニオン」(サンクトぺテルブルク)に参加する予定という。

 同メディアは「ファンたちは、トルソワが再びエテリ・トゥトベリーゼを離れるのではないかと心配している」と指摘。所属チームを巡る議論が起きていることに注目したが、実は昨季まで所属していたプルシェンコ氏のアカデミーとアイスショーに出演する契約を結んでいたため「一つのショーに出なければならない義務があった」というわけだ。

 同メディアは「トルソワはトゥトべリーゼに戻る。ファンは安堵の息を吐くことができる」と伝えていた。