J1C大阪が14日、暴言やチームの規律を乱す行動などを理由に元日本代表MF乾貴士(33)に公式戦6試合の出場停止処分を科した。

 乾は5日の柏戦での交代時などの行動が問題視され、すでにチーム練習への参加から外れて謹慎していた。

 C大阪は17日の福岡戦から5月14日の名古屋戦まで6試合の出場停止処分を発表。処分の理由として「柏レイソル戦において、後半途中に交代を命じられた際にサポーターの皆様の前で暴言を吐くなど不服な態度を示した。また、試合後にチーム規律・秩序を乱す行動が確認されたため」と説明した。

 異例の厳罰処分となり、C大阪は「クラブでは今回の行為を深刻に受け止め、再発防止に向けて選手への指導を徹底してまいります」と乾に対して指導を実施していく方針だ。

 一方で、今回のC大阪の乾への対応を疑問視する声も上がっている。元日本代表FW森本貴幸は処分発表前の10日に自身のツイッターで、乾が謹慎となっている報道とともに「ザ日本」とのコメントと怒り顔の絵文字を投稿した。乾を擁護したものとみられる。

 2018年ロシアW杯で大活躍したスター選手の問題行動は波紋を広げそうだ。