川崎競輪のGⅢ「開設73周年記念」(桜花賞・海老澤清杯)が14日に開幕。兄弟参戦の佐々木龍(31=神奈川)と佐々木真也(27=神奈川)は、無事に一次予選をクリアして、二次予選にコマを進めた。

 3Rで先に登場した弟の真也は、桜花賞初参戦ということもあり「緊張しました(苦笑)」。それでも好回転のまくりで前団まで迫り2着と確定板入りを果たした。「ラインでは決まらなかったけど脚は悪くないと思います。一戦一戦が勉強。明日からも力を出し切れるように」と意気込みを語った。

 弟の走りを「アップしながら見ていた」という兄の龍も、6Rで鈴木陸来(25=静岡)の先行に乗ってしっかり3着に入線。「もう少し自分が仕事できれば…」と内容には不満が残ったようだが「体は軽いしいい状態で地元記念を迎えられたと思う。とにかく目いっぱい頑張りたい」と2日目以降へ闘志を燃やした。

 夢の兄弟連係を目指して、二次予選以降もベストを尽くす。