ロシアのフリースタイルスキー女子で世界女王のアナスタシア・タタリナ(21)が、ウラジーミル・プーチン大統領の〝魅力〟を力説した。

 ロシアメディア「スポーツ」は、ウクライナ侵攻によってスポーツ界の制裁が広がる中でアスリートの間で国籍変更の動きがある話題を取り上げた。

 そしてトップアスリートのタタリナに見解を求めたところ「私はロシアのためにプレーしている」と国籍変更の意思はまったくないと明言。その理由をこう説明した。

「世界大会で優勝した後、ウラジーミル・プーチン大統領からがメッセージが届いたんです。その瞬間は誇らしかったです。大統領がこのような形でスポーツ選手をサポートしてくれていることには、世界中が衝撃を受けるはずです」と熱弁。大国を率いるプーチン大統領が、選手のために直々に祝福の言葉を送ってくるほどスポーツを重要視していることに感激したという。そして「これからも国のために競技を続けたい」とプーチン大統領への〝忠誠〟を力強く誓った。

 タタリナは現役選手ではあるが、現在のロシアスポーツ界の窮状を変えるために様々なプランを提案。「状況を変えるために、スポーツ大臣に頼った。私はスポーツの発展に関する案を持っている」と積極的に提言している。

 タタリナによる〝プーチン礼賛〟の発信は、国籍変更を検討するアスリートをけん制する動きとなるのか。