デビュー35周年のメモリアルイヤーを終え、36年目に入った演歌歌手・坂本冬美(55)が「ブッダのように私は死んだ」の発売から1年半ぶりとなるシングル「酔中花」を5月25日にリリースする事が決定した。

 本格的な演歌シングルとしては、ロングセールスを記録した19年8月発売の「俺でいいのか」以来約3年ぶり。新曲5月14日からは、デジタル先行配信のスタートも決定した。

 シングル「ブッダ――」からアルバム「Love Emotion」と情念の世界を歌ってきたが、今作は「雪国~駒子その愛~」、「北の海峡」、「女は抱かれて鮎になる」などの艶唄に久しぶりに挑戦。「酔中花」はどこか艶っぽく凛とした中にも情の深い、“儚くも健気な女性像”を演じた作品となっている。坂本は「愛してはいけない人を愛してしまった女性の心を描いた作品です。本当は一緒にいたいけど、これ以上を求めてはいけない。儚くて切ない女性像を歌っています」とコメント。

 カップリング曲は、先日リリースした「坂本冬美 35th Covers Best」に収録されており、ファンのリクエスト投票でも上位にランクインした「紅とんぼ」が収録されている。

 ユーチューブの公式チャンネル「冬美チャンネル」の登録者数がついに10万人を突破し、ユーチューバーとしても快進撃を続ける坂本。36年目に新たなスタートを切る。