大日本プロレス5月5日横浜武道館大会でBJW認定世界ストロングヘビー級王座に挑戦する関本大介(41)が、早くも〝フルスロットル〟だ。

 14日の後楽園ホール大会では野村卓矢、阿部史典と組み、同王者の岡林裕二、佐藤耕平、永尾颯樹と6人タッグで対戦。前哨戦は序盤から両者が火花を散らし、関本がドロップキックを仕掛ければ、岡林はボディープレスで反撃する見応えのある攻防を繰り広げた。

 さらに、岡林が野村からフィニッシュを奪おうとするも関本がこれを阻止。その後も関本の強烈なラリアート、岡林の豪快なジャーマンなどがさく裂した。最後は関本のアルゼンチンバックブリーカーに永尾がギブアップ。3週間後の決戦に弾みをつけた。

 試合後、関本はバックステージで「うん、OK」とうなずきつつ「調子がいいですね。このまま勝ち続けて横浜武道館まで追い込みますよ」と納得の表情。

〝直接対決〟は16、17日札幌大会2デイズ2日目にも控えており「(自分は)意識してます。あいつも目を見ればわかる。俺を意識しているというのが」と、今度は王者から直接勝利を挙げるつもりだ。

 大一番に向けてエンジン全開の関本。このままスピードを緩めるつもりはない。