巨人のエース・菅野智之投手(32)が15日の阪神戦(甲子園)で痛恨被弾だ。

 1点リードの5回だった。二死二塁から佐藤輝に138キロのスライダーをうまく拾われる。打球は右翼席へ飛び込む4号逆転2ランとなった。

 背番号18は前回登板のヤクルト戦(8日、東京ドーム)で、右足に打球を受けて緊急降板。「右足部外側の打撲」と診断された。それでも菅野は予定どおり中6日で登板。1点のリードをもらった初回は、いきなり二死満塁とされたが、ここは糸原を二飛に仕留めた。

 4回無死一、二塁のピンチも糸原を左飛、梅野を投ゴロ併殺と切り抜けたが、乗せてはいけない選手に痛恨の被弾となった。

 菅野にとって甲子園は11勝2敗と得意の球場。黒星は14年5月11日、18年5月25日だけで、通算防御率1・68の相性の良さだが、劣勢に追い込まれた。