右足打撲から〝復帰登板〟となった巨人のエース・菅野智之投手(32)に、桑田真澄投手チーフコーチ(54)が合格点を出した。

 菅野は15日の阪神戦(甲子園)で5回に佐藤輝に逆転2ランを許し、7回途中2失点で降板。打線からの援護はわずか1点で、今季2敗目を喫したエースに桑田コーチは「立ち上がり、ちょっと心配したんですけど、さすが菅野、微調整しながらうまくゲームをつくったと思います」と、評価した。

 前回登板(8日、ヤクルト戦=東京ドーム)で背番号18は右足に打球を受けて緊急降板していたが、中6日でマウンドに戻ってきた。同コーチは「先発は6回3失点を目標に頑張ろうと言っているので、そういう意味では本当に今日はナイスピッチングだったと思います」と、目を細めた。
 
 それでもエースは2勝2敗と貯金がなくなった。原監督は「(5回は)2アウト取って、ヒット、スチール、ホームランじゃね。これもやっぱり反省するところはあるしね。あそこの部分というのがやっぱり勝利投手になるのかというところでしょうな」と、期待を込めて奮起を促した。