関西出身の芸人が戦々恐々としているという。

 週刊文春に不倫や妊娠中絶の要求などが報じられたお笑いコンビ「天竺鼠」瀬下豊(42)が、14日に自身のツイッターで芸能活動の自粛を発表した。

 瀬下と言えば、先月にも週刊文春に東京での不倫を報じられたばかり。その記事を読んだ複数の女性らが、同誌にさらなるスキャンダルを告発したというわけだ。コンビは、かつて関西で活動しており、当時の出来事も含まれているとみられる。

 また、関西が拠点のお笑いコンビ「テンダラー」の浜本広晃(48)も先月、ヨガインストラクターの女性との不倫を週刊文春に報じられた。関西芸人が続けざまに〝文春砲〟のえじきになっているのだ。

 芸能プロ関係者は「関西に週刊誌は常駐していないだろうと高をくくっているんですよね。瀬下も、まさか10年前の大阪時代の話が、今になってバレるとは思っていなかったことでしょう」と指摘する。

 浜本の場合、大阪のフレンチレストランの窓側の席でデートをしている姿を撮られており、わきが甘いとしか言いようがない。だが、かつて大阪では既婚者の芸人が、梅田の映画館で他の女性と堂々とデートしても報じられることは少なかった。目撃した一般人も「そういうもんだ」ぐらいにしか捉えていなかった背景がある。

 在阪のテレビプロデューサーの話。

「ネット全盛の今、記事はすぐに全国に拡散するので、昔と同じ感覚だと大やけどします。一般の女性もSNSがあり、名乗り出やすいですし。関西芸人たちは『次は自分かもしれない』と戦々恐々としていますよ。いつ、過去のスキャンダルを掘られるのか分かりませんからね」

 すねに傷がある芸人は明るみに出る前に解決させておいたほうが良さそうだ。