川崎競輪のGⅢ「開設73周年記念」(桜花賞・海老澤清杯)は17日、いよいよ最終日を迎える。

 決勝12Rの本命はもちろん川崎の大エース・郡司浩平(31=神奈川)。松浦悠士(31=広島)、吉田拓矢(26=茨城)のS班をはじめ強敵がズラリとそろったが、地の利を生かした豪快な仕掛けを決めて、4回目の桜花賞制覇を目指す。

 16日の準決12Rをロングまくりで快勝し「早めに仕掛けられたし、踏み込んでからは自転車も流れた。最後まで踏み切れたと思う」と気配は万全。

 決勝は初日特選とは異なり、自力でS班の松浦、吉田と対峙することになるが、全く問題はないはずだ。「走り慣れたバンクでの記念決勝ですし、気持ちを前面に出して戦いたいです」と迎撃態勢は整っている。視界は良好といっていいだろう。