東京・後楽園ホールが60周年を記念して初開催したプロレス興行「還暦祭」(16日)で、オープニングには闘病中の〝燃える闘魂〟アントニオ猪木氏(79)が館内のビジョンに登場した。

 田中ケロリングアナのコールを受けた猪木氏が映像で映し出されると、館内は大歓声だ。「元気ですかー! 還暦で60年、振り返ってみてわかる」などとあいさつし、元気な姿を披露。「還暦おめでとうございます」と祝福し、最後は「1、2、3、ダーッ!」を決めてみせた。

 猪木氏は1982年の元日決戦で〝欧州の帝王〟ローラン・ボック(ドイツ)と一騎打ちを行うなど〝聖地〟後楽園ホールでも存在感を発揮してきた。昨年から難病「全身性トランスサイレチンアミロイドーシス」で闘病中だが、日本プロレス界の総帥としてメッセージを寄せた。