King＆Princeが16日、4大ドームツアーの東京ドーム初日公演を開催した。同所での単独コンサートは初めて。鮮烈デビューから4年、互いに切磋琢磨（せっさたくま）しながら王道を進む5人が、ジャニー喜多川氏ゆかりのステージで躍動した。
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冒頭、直径約10メートルの時計型巨大観覧車に乗って登場した。ド派手な演出で、ファン5万5000人を魅了した。神宮寺勇太（24）は「東京ドームの皆さんこんばんは、King＆Princeです！ 僕たちに会いたかったですか！？ 今日は最高の思い出にしようぜ！」とアピール。「koi－wazurai」で平野紫耀（25）が「俺はティアラ（ファンの愛称）に恋煩い」と替え歌を披露し、大きな拍手を浴びた。
初の東京ドーム単独ライブ。リーダー岸優太（26）は「やっぱりいろんなスターの方が立っている場所ですし、すごく喜びを感じます。スターが味わってきた感覚はこれか、っていうぐらいこの上なく気持ちいいし、ライブでファンの皆さんに恩返ししたい」と話した。ジャニーズJr．時代の人気曲や最新シングル「Lovin’you」など全37曲をパフォーマンスした。
メンバー5人がそれぞれの特長を生かし、ライブを作り上げた。全体の演出は神宮寺が担当。永瀬廉（23）が衣装の方向性などを決め、ダンスナンバー「NANANA」では平野と高橋海人（23）が振り付けを手掛け、「Mr．キュンキュン劇場」などのおふざけコーナーを岸がプロデュースした。
永瀬は「デビューしてまだ5年もたっていない段階で、それぞれがこういう役割を見つけて、若いうちに失敗とか、試行錯誤できるのはすごくいい経験だと思う」と感謝した。平野は「Jr．の頃グループ名に『vs』がついていたように、昔から切磋琢磨（せっさたくま）が僕らのテーマでもあると思う。お互い、案を出し合って1つのコンサートを成立させていくのは絆が深まるし、刺激になります」と説明した。
18年5月にシングル「シンデレラガール」でデビュー。ジャニーズ事務所に限らず、アイドル界全体の次世代を担う王道人気グループだ。高橋は「お互い個人で仕事を経験して、コンサートになるとチームでエネルギーを注ぎ込むのがすごく楽しい。0から100までを作っていけるのがKing＆Princeの魅力だと思う」と笑った。初の4大ドームツアーと東京ドームも通過点。5人の歩みは止まらない。【横山慧】
◆岸優太（きし・ゆうた）1995年（平7）9月29日、埼玉県生まれ。09年7月ジャニーズ事務所入り。フジテレビ系「VS魂」（木曜午後7時）レギュラー。今秋公開予定の「Gメン」で映画初主演。167センチ。血液型A。
◆神宮寺勇太（じんぐうじ・ゆうた）1997年（平9）10月30日、千葉県生まれ。10年10月ジャニーズ事務所入り。今月25日スタートの日本テレビ系「受付のジョー」（月曜深夜0時59分）でドラマ単独初主演。175センチ。血液型O。
◆平野紫耀（ひらの・しょう）1997年（平9）1月29日生まれ、愛知県出身。12年2月ジャニーズ事務所入り、関西ジャニーズJr．として活動。映画「かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～」主演。171センチ。血液型O。
◆高橋海人（たかはし・かいと）1999年（平11）4月3日、神奈川県生まれ。13年7月ジャニーズ事務所入り。テレビ朝日系ドラマ「未来への10カウント」出演中。8月26日公開の映画「アキラとあきら」出演。174センチ。血液型A。
◆永瀬廉（ながせ・れん）1999年（平11）1月23日生まれ、東京都出身。11年4月にジャニーズ事務所入りし、関西ジャニーズJr．として活動。昨年5月からNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」出演。175センチ。血液型O。
