劇団EXILE町田啓太(31)が、7月期のフジテレビ系新ドラマ「テッパチ!」(水曜午後10時)で主演することが16日、分かった。

公開中の映画「チェリまほ THE MOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~」など話題作に次々と出演し、ブレーク中の町田にとって、ゴールデン・プライム帯の連ドラ主演は初めてとなる。

同ドラマは完全オリジナル作品で、陸上自衛隊を舞台に青年たちの成長と熱き思いを描いた物語。町田演じる主人公の国生宙(こくしょう・ひろし)は、高校時代はラグビー部のエースとして活躍するも、けがで断念。卒業後も定職に就かずフラフラした人生を送る中、ひょんなことから“やけっパチ”な気持ちで陸上自衛隊の候補生となり、自衛官にとって身を守る鉄帽=“テッパチ”をかぶるにふさわしい自衛官を目指していく。

町田は「舞台が陸上自衛隊で、群像劇というのを聞いて胸が熱くなりました」。自身も高校時代は航空高校で過ごしていたが「自衛隊の様式を参考にした寮生活を送っていたこともあり、懐かしさとともに不思議なご縁を感じています」。

今回のドラマは、防衛省も全面協力し、実際に使用されている車両やヘリコプターなどの機材も使用されるという。さらに企画・プロデュースを担当する栗原美和子氏は「目指すは、明るくて楽しくて熱い、イケメン熱血青春ドラマ! シックスパックイケメンが勢ぞろいしての、肉体を駆使して一人前の自衛隊員になっていく姿を描きます」と話しており、エネルギッシュな“肉体派”作品になりそうだ。

これまでクールで、スマートな好青年役が多かった町田にとっても、やんちゃで破天荒な“肉体派男子”役は、新境地を見せることになる。「過酷な訓練シーンなどもたくさんあるので、耐えられる以上の体づくりに励んでいます。未熟な人物たちがもがき成長していく姿を楽しんでもらえるように、この夏をさらに熱く輝かせられるように挑みます」と意気込んでいる。

◆町田啓太(まちだ・けいた)1990年(平2)7月4日、群馬県生まれ。10年に劇団EXILEオーディションに合格。NHK連続テレビ小説「花子とアン」やNHK大河ドラマ「青天を衝け」、TBS系「中学聖日記」、テレビ東京系「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」、映画も「きみの瞳が問いかけている」、6月公開予定の「太陽とボレロ」など出演多数。