女優の寺島しのぶ(49)が、17日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演。芸能界で続く「性加害」報道について、私見を述べた。

 俳優で映画監督の榊英雄、俳優の木下ほうか、園子温監督が相次いで加害者として報じられている一連の騒動。番組では、女優でモデルの水原希子が週刊誌の取材に応じて自らの考えを明かし、性加害がない世界を訴えたことや、女優の鈴木砂羽が映画監督に罵倒された過去を告白したことを取り上げた。

 寺島は「こういうことを言うことはとっても勇気がいることだから、きっと何かの沸点に達してこうなったんだと思う。いろんな女優さんも言い出している。今まで黙ってた人たちがどんどん風通しをよくするために、いろいろとこれを機会に言っていくということは、私はいいと思うんですけどね」と私見を語った。

 MCの東野幸治から自身のパワハラ、セクハラ、性被害の経験を聞かれると、「私は家柄もそうですけど、周りの人たちがちゃんと守ってくれてたのかなって、ニュースを見ると逆に思いますよね。誰も身を守ってくれてない人たちがこういう目に遭ってしまうわけだから」と吐露。「優越的地位の乱用で。強い人間が(本来は)弱いものに〝頑張って〟と手を差し伸べなければいけないときに、そういう差し伸べ方になっちゃうんだという…」と話した。