黄金世代から新たな優勝者だ! 国内女子ツアー「KKT杯バンテリンレディス」最終日(17日、熊本空港CC=パー72)、2位から出た植竹希望(23=サーフビバレッジ)が、6ホールにわたるプレーオフを制してうれしいツアー初優勝を飾った。

 首位と1打差で迎えた最終日は71で回り、通算8アンダーで小倉彩愛(明治安田生命)、西村優菜(スターツ)、吉田優利(エプソン)と並び、勝負はプレーオフ(18番パー5の繰り返し)へ突入。1ホール目に西村、2ホール目に小倉が脱落し、勝負は植竹とツアー通算2勝の吉田の一騎打ちとなった。

 ここから植竹に初優勝の壁が立ちはだかる。3ホール目には2オンに成功し、イーグルチャンスだったが、決め切れずバーディー止まり。吉田が2打目を池に入れた3ホール目も、アドバンテージを生かせない。そして迎えた6ホール目に吉田が先にパーとした後のバーディーパットを沈めてようやく歓喜の瞬間が訪れ、

 両手を高く掲げてガッツポーズ。グリーン上では選手仲間から祝福された。

 植竹は渋野日向子(23=サントリー)らと同じ黄金世代。同世代から10人目のツアー優勝者となった。優勝者として初めて臨んだ表彰式では「早く2勝目を挙げてまた(優勝)スピーチできるように頑張りたい」と次を見据えた。