オリックスの主砲・吉田正に待望の今季1号が飛び出した。17日の西武戦(京セラドーム)は0―2で迎えた4回、無死一塁から右中間に同点2ラン。さらに5回には二死一、三塁から勝ち越しの二塁内野安打を放つなど、4打数2安打3打点の活躍で4―3と連勝した。


 詰まりながらも18試合目で飛び出した1号に「何とか〝行けー〟と思いながら走った。ギリギリで危なかった。ちょっと芯より詰まったけど、1本スタートしないと」と胸をなで下ろし「まだ納得する打球と結果は出ていないけど、その中で修正しながらやっていく。まだ借金(2)があるので何とか上位を目指して戦っていく」と力を込めた。

 上昇気配を見せ始めた主砲に中嶋監督も「まだモヤモヤはしてるでしょうけど、やっと上がって来るんじゃないでしょうか」と期待を寄せた。