ドラマ1週間：黒島結菜主演の朝ドラ「ちむどんどん」スタート　次期朝ドラ「舞いあがれ！」新キャストに長濱ねる、赤楚衛二、山下美月ら

　1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（4月9～15日）は、女優の黒島結菜さんが主演する2022年度前期のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「ちむどんどん」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第1回が放送された話題、女優の福原遥さん主演で、2022年度後期放送予定の朝ドラ「舞いあがれ！」の新キャストが発表された話題などが注目された。前後編で取り上げる。

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　10日、二宮和也さんが主演するTBS「日曜劇場」（日曜午後9時）枠の連続ドラマ「マイファミリー」第1話が放送された。二宮さん演じるゲーム会社社長・鳴沢温人（はると）の“クズ夫”からの劇的な変貌ぶりに、視聴者から「さすがニノって感じ」「圧倒される」など絶賛の声が上がった。温人は当初、家庭を顧みない“クズ夫”だったが、誘拐された娘のために全力で向き合う父親の顔に変わっていった。同作は、連続ドラマ「グランメゾン東京」（同局系）などで知られる脚本家・黒岩勉さんのオリジナル作で、誘拐された娘を救うために奮闘する一家の絆を描く。

　11日、黒島さん主演の朝ドラ「ちむどんどん」の第1回が放送された。まだアメリカ統治下だった沖縄の本島北部「やんばる地域」を舞台に、ヒロインとその家族の物語が描かれる。2014年度後期の朝ドラ「マッサン」などの脚本家・羽原大介さんのオリジナル作。第1回では、黒島さん扮（ふん）する暢子（のぶこ）は冒頭の“顔見せ”のみで、稲垣来泉さん演じる“チビ暢子”による子供時代が描かれた。

　11日、女優の綾瀬はるかさん主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「元彼の遺言状」（月曜午後9時）第1話が、30分拡大で放送された。主人公の敏腕弁護士・剣持麗子を演じる綾瀬さんに対し、「月9の綾瀬はるか、きれいだし可愛い」「やっぱり綾瀬はるかって華があるなあ」と反響を呼んだ。同作は、新川帆立さんの同名小説（宝島社）が原作のミステリー。麗子が、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言を残して亡くなった元彼の巨額の遺産と、死の真相に迫る姿を描く。

　12日、特撮ドラマ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」（テレビ朝日系、2018～19年）でルパンブルー／宵町透真を演じた俳優の濱正悟さんが、5月31日スタートの連続ドラマ「何かおかしい」（テレビ東京、火曜深夜0時半）で主演を務めることが明らかになった。濱さんが民放の連続ドラマで主演を務めるのは初めて。インターネットを中心に活動するオカルトホラー作家・雨穴さんが原案。ラジオ局を舞台に、生放送中の番組のちょっとした違和感が思わぬ悲劇につながっていく“リアルタイム進行型ヒューマンホラー”。

　12日、女優の土屋太鳳さん主演の連続ドラマ「やんごとなき一族」（フジテレビ系、木曜午後10時）が、予定していた14日の初回放送を21日に延期することが明らかになった。新型コロナウイルス感染拡大の影響による制作スケジュールの変更のため。21日の初回は当初の予定通り、15分拡大で放送される。マンガ誌「Kiss」（講談社）で連載中のこやまゆかりさんの同名マンガが原作。庶民の家庭から上流社会の一族に嫁ぐことになった主人公・篠原佐都（土屋さん）の姿を描く“アフター・シンデレラ・ストーリー”で、佐都の夫の深山健太役で松下洸平さんが出演する。

　12日、福原さん主演で2022年度後期に放送予定の朝ドラ「舞いあがれ！」の新キャストが発表された。赤楚衛二さん、「乃木坂46」の山下美月さん、山口智充さん、くわばたりえさん、古舘寛治さん、又吉直樹さん、松尾諭さん、たくませいこさん、哀川翔さん、鈴木浩介さん、長濱ねるさんが出演することが明らかになった。赤楚さん、山下さん、くわばたさん、又吉さん、哀川さん、鈴木さん、長濱さんは朝ドラ初出演。長濱さんは長崎県出身で、五島列島の登場人物を演じる。同作は、“ものづくりの町”として知られる東大阪と、自然豊かな長崎・五島列島が舞台となる。