歌舞伎界、そして京都有数の花街・祇園が混乱に陥っている――。

 ニュースサイト「NEWSポストセブン」で7日に報じられた記事によると、歌舞伎俳優・市川海老蔵が3月のある週末、亡くなった妻・小林麻央さんとかつて暮らし、今は稽古場に改修した邸宅に20代女性のY子さんを招き入れた。深夜に2人は高級外車に乗り、邸宅を出たという。

 その翌日には、かつて同誌で〝ホテルデート〟が報じられたB美さんとその邸宅で密会。真夜中に海老蔵だけが子供たちの待つ自宅マンションに戻り、B美さんは邸宅に泊まったと伝えた。

 海老蔵といえば先月24日、同じく「NEWSポストセブン」で複数の女性と逢瀬を重ねている姿をキャッチされた。そのうちの1人とは、まん延防止等重点措置発出中、深夜での飲食店デートだったため、厳しい声が寄せられたばかりだ。

 歌舞伎界でいえば、中村芝翫も先月25日、これもまた「NEWSポストセブン」で、まん延防止等重点措置発出中の密会疑惑が報じられた。しかもその女性は、昨年12月にも密会疑惑が報じられた女性と同一人物だったという。

「もともと歌舞伎界は、こうした〝火遊び〟に寛容な世界ですが、これだけ続くとコロナ禍で感染防止策に神経をとがらせている中での不適切な行動に歌舞伎界のイメージも傷ついている。2人に憤りを隠さない人も多い」(梨園関係者)

 もっとも、なぜ密会がこうもダダ漏れになっているのか? 梨園筋では〝祇園ルート〟が疑われているという。

「京都では、400年を超える歴史を持つ南座がある祇園と歌舞伎界の縁は深い。芝翫さんも海老蔵さんも、この界隈で噂になっている女性がこぞって報じられており、『誰かが漏らしているのでは?』と疑心暗鬼になっているようだ」(同)

 となれば、恐怖に駆られているのは他の歌舞伎俳優だ。次の標的になりたくないと、祇園から足が遠のいているという。

 祇園には、歌舞伎俳優や関係者がひいきにしている店が数多くある。ただでさえコロナ禍で苦しい経営を余儀なくされてきたが、海老蔵&芝翫のスキャンダル報道で深刻さを増しかねない。

 海老蔵は、自身への批判を続けるフリーアナで義姉の小林麻耶とのトラブルも抱えているが、業界のファン離れにもつながる状況に、周囲も頭を抱えている。