エンゼルスの大谷翔平投手(27)は17日(日本時間18日)に敵地テキサス州アーリントンでのレンジャーズ戦に「1番・DH」で出場し、初回に7試合連続安打となる三塁内野安打を放ち、5打数1安打1打点、2三振、1得点だった。期待された3試合連続本塁打は出なかった。チームは8―3で勝って貯金を2とした。

 初回先頭は俊足を生かした。相手先発は左腕ペレス。カウント1―1からの3球目、77・4マイル(約125キロ)の外角カーブにバットを合わせて中堅返し。ペレスが何とかかわした強烈なゴロは大谷シフトの三塁手が捕球するも内野安打。連続試合安打を7に伸ばした。続くトラウトの右飛ではタッチアップで二進する好走塁。3番ウォードの中前打で三塁へ進むと暴投で先制のホームを踏んだ。

 3回一死一塁はフルカウントから6球目の94・3マイル(約152キロ)の外角直球を見逃し三振。4回二死一塁は2球で追い込まれ、3球目の84・1マイル(約135キロ)の外角低めのチェンジアップを空振り三振に倒れた。

 6回一死一塁は3番手の左腕バークと対戦。フルカウントから6球目の95・5マイル(約154キロ)の内角高め直球に差し込まれ、三塁方向への小飛球。しかし、遊撃手が落球して失策で出塁した。

 絶好のチャンスだった6―3の8回無死満塁は6番手の左腕マーティンの1ストライクからの2球目、外角低めのスライダーを強引にスイング。打球は上がらずにゴロは二塁手の正面へ。一走が二塁で封殺される間に三走が生還。打点1が付いた。

 18日(同19日)からは敵地ヒューストンでアストロズとの3連戦。開幕戦で負け投手になり、打者では4戦で2安打に抑えられた。3戦目の20日(同21日)は先発予定。投打で借りを返す。