新日本プロレス18日の名古屋大会で、棚橋弘至(45)がジョン・モクスリー(36=AEW)の対戦要求を受諾した。

 棚橋は今シリーズ最終戦の5月1日福岡ペイペイドーム大会で、ウィル・オスプレイとのIWGP・USヘビー級王座決定戦に臨む。開幕戦のこの日はタマ・トンガ、タンガ・ロア、邪道と組んでEVIL、高橋裕二郎、SHO、ディック東郷組と激突した。ハウス・オブ・トーチャーの悪の連係に苦しみながらも、東郷にカウンターのスリングブレイドを決めるとハイフライフローで華麗に圧殺してみせた。 

 オスプレイ不在の中、シリーズを迎え前哨戦なしで王座決定戦に臨む棚橋だが、周辺はなにかと騒がしい。そのオスプレイに16日(日本時間17日)に米国・シカゴ大会で勝利したモクスリーから対戦要求を受けた。棚橋をリスペクトしてきたはずの狂犬から「お前はずっと逃げ回っている。もうこれ以上は待てない。ワシントンDC…お前が俺の挑戦を受けるというなら、これが最後のチャンスだ」と、5月14日(日本時間同15日)ワシントン大会を決戦の舞台に指定されたのだ。

 これを受けて棚橋は「米国でビッグマッチが行われて、モクスリーが俺の名前を出してきて『3年間逃げ回って、どこ行ったんだ』って言ってたけど…。逃げ回ってねえよ。ちょっと忙しかっただけだ。今は十分時間あるから、いつだってやってやるから」と豪語。エースと狂犬、注目の初シングルマッチが実現に向け動き出した。