「赤いカリスマ」誕生なるか。女子プロレス「スターダム」の林下詩美(23)が、ユニット「クイーンズ・クエスト(QQ)」のリーダー就任に意欲を見せている。

 5月15日の東京・後楽園ホール大会では新リーダーを決める「QQ総選挙」の開催が決定。詩美は「2021年度プロレス大賞」で女子プロレス大賞を獲得した実績をたてに「誰がリーダーになるべきか。もちろん、この女子プロレス大賞を受賞した林下詩美かなと」と主張した。

 16年に紫雷イオ(現WWE)が立ち上げた同ユニットは、18年にイオがWWEに移籍した後は渡辺桃がけん引。ところが、昨年12月に渡辺が造反し、極悪軍団「大江戸隊」に移ったため、その後はリーダー不在の状況が続いている。

 17日の後楽園大会では、AZMが「AZM先輩がリーダーっていうのはどう?」と切り出すや、レディ・Cも「まとめるのであれば、元教師のレディ・Cが担任として適任」とアピールした。

 さらに妃南だけでなく、ワンダー王座を保持する上谷沙弥までも「スターダムの不死鳥であるこの私がリーダー、どうですか?」と言い出した。

 なぜこれまで誰も名乗り出なかったのかという疑問はさておき、ルーキーの天咲光由を除く5人が立候補する異例の展開となっている。

 それでも詩美は「今まで私はリーダーとか、みんなを引っ張ってとか苦手でしたが、以前に蝶野(正洋)さんと対談させていただいた時に、nWo(ジャパン)のリーダーとしてのお話を聞かせてもらい刺激を受けました。私も蝶野さんのようなカリスマリーダーになりたいです!」ときっぱり。「黒いカリスマ」蝶野と対談した際に「ユニットのリーダーになれ」と助言も受けていたからだ。

 このところ化身のぶりっ子女子「中野ぅたみ」を降臨させるなど謎の行動が目立った詩美が、本格派路線に戻った。