フジテレビを先月末で退社したフリーアナウンサーの久代萌美(32)がさっそく存在感を示した。

 18日に都内で開催された「2025年大阪・関西万博3年前イベント~テーマ事業『いのちの輝きプロジェクト』発表会」で、久代アナは司会を担当。吉本興業に所属して以来、初の公の場に登場した。

 会場には、関西・大阪万博のテーマ事業「いのちの輝きプロジェクト」で、パビリオンを担当する8人のプロデューサーが一同に集結。

 フジテレビ系バラエティー番組「ホンマでっか!?TV」でおなじみの生物学者・福岡伸一氏は、担当するパビリオンについてプレゼンした。実は久代アナは、首都大学東京(現東京都立大)都市教養学部都市教養学科・理工学系生命科学コースを卒業した“リケジョ”。卒業論文として「芳香族化合物分解能を持つ紅色光合成細菌の多様性」について研究したほどだ。それだけに福岡氏が難しい言葉を並べても、久代アナは「こういうのを聞くと、ワクワクします」と興奮を隠せない様子だった。

 報道陣を前にした写真撮影時もこうだ。参加者が笑顔で撮影に応じる中、黒い衣装に身を包んだロボット研究者・石黒浩氏だけは真顔。それでもカメラに向かってぎごちなく手を振ると、久代アナは見逃さず「面白い手の振り方ですね!」と“イジる”一幕も…。

 広告代理店関係者は「キャラの濃い登壇者らをうまく回せていた。堂々とした振る舞いだった」と称賛する。

 あるテレビ局関係者はその理由をこう言う。

「フジテレビ時代に担当した『さんまのお笑い向上委員会』で、もまれましたからね。よく芸人とも飲みに行っていたようですし。局アナは会社員なので自制しなければならなかったでしょうが、これからは自由に自分をアピールできる。笑いの地の大阪を舞台とした万博のイベントには、もってこいの逸材かもしれません」

 久代アナはこれから本領発揮しそうだ。