J1FC東京のアルベル監督(53)が、クラブを運営する「ミクシィ」に来季の大型補強を早くも〝要望〟した。

 FC東京は開幕直後に新型コロナ禍に見舞われながらも、今季からチームを率いるアルベル監督のもとで現在6位と奮闘。今後の躍進に期待が高まっている。

 19日の練習後に取材に応じた指揮官はチームの現状について理想の「25%」とした上で、今季終了までに「50~60%までたどり着けたら成功ではないか」と目標値を設定する。

 長期的なチームの強化プランを考えており「今季は少しずつプレースタイルを定着させることが大事だ。既存の選手たちの一人ひとりの特徴を生かしながら、チームの成長も促したい」と今季は結果を求めることを前提としつつ土台づくりの重要性も強調した。

 そして「来季になれば、また次のフェーズに行く。ミクシィさんの協力とともに、より良い選手、より良い補強をした上で、来季次のフェーズに行けることを期待している」と積極的な補強を熱望。昨年12月にFC東京の経営権を取得したミクシィに対しては豊富な資金力をバックにして、大物選手の獲得にかねて期待が高まっている。指揮官からの〝直訴〟に今後どう動くのか注目が集まる。