J1FC東京の日本代表DF長友佑都(35)が、黄金ルーキーのU―21日本代表MF松木玖生(18)の長所を力説した。

 FC東京は19日、名古屋戦(20日、味スタ)に向けて戦術練習などを行った。練習後に取材に応じた長友は、昨季チームを指揮した長谷川健太監督率いる名古屋との対戦に向けて「健太さんに貢献できなかった思いがあるし、複雑な思いがある。短い時間だったけど、学んだ成長を見せたい」と〝恩返し〟に意欲を見せた。

 今季は高卒ルーキーの松木が活躍し、チームに新風を吹き込んでいる。

 長友は「プロで活躍するのはメンタリティーが一番大事。物おじしない部分、これは彼がこれから成長して日本代表や海外でプレーするかわからないけど、どこに行ってもメンタリティーの強さは彼を成長させてくれる。より一層高みに導いてくれるもので、彼はそれを持っているので頼もしい。彼と僕は2倍くらいの歳の差だけど、それを感じさせないほど堂々としている」と精神面の強さを絶賛。海外でビッグクラブを渡り歩いてきた経験から今後の飛躍に太鼓判を押した。

 そして「コミュニケーションは取っているし、彼も意見があったらぶつけてくるし、それはすごくいい関係。倍の年齢を重ねているけど、それでも彼から吸収しようと必死でやっている。その気持ちは変わらない」と相乗効果を強調。長友と松木の〝17歳差コンビ〟はすでに盟友となりつつあるようだ。