常務の〝生娘シャブ中〟発言で大バッシングにさらされている吉野家は、19日から新商品である親子丼の発売を開始した。何もなければこの日に吉野家はタレントの藤田ニコルが参加する新CM発表会見を行う予定だった。会見では親子丼のPRもあったはず…というわけで店舗におもむき、実食してみた。

 都内23区内のある吉野家に入店すると先客が2人。うち1人は女性だった。親子丼が写ったメニューをながめていると、女性店員が「今日から始まったんですよ」とアピール。並盛437円を注文した。

 吉野家の公式サイトでは親子丼について「とろりなめらかな玉子、ぷりっとした鶏肉、シャキっとした玉ねぎ、それぞれの食感を楽しめる吉野家特製たれをたっぷりと使った一品です」とある。

 さほど時間を置かずに提供された親子丼にはネギが散らしてあった。〝三つ葉派〟からすると少し残念かもしれない。鶏肉の量に不満はなし。サイトの説明通り、タレはたっぷりだ。

 吉野家ファンの50代男性は、吉野家の牛丼の味について「ほかのチェーン店のように甘くないところがいい」と話していたが、親子丼のタレも甘くない。吉野家ファン好みの味付けになっているのではないか。なにより安い点はいい。

 食べている最中にも客は増え、テイクアウトしていく人もいた。〝生娘〟発言の影響は今度どう表れるのか。