北京五輪フィギュアスケート女子で、ロシアのアレクサンドラ・トルソワ(17)が試合後に感情を大爆発させた姿を撮影したメディアに対し、仲間のスケーターが非難した。

 昨年のロシア選手権男子銀メダルのマカル・イグナトフは、ロシア「RIA ノーボスチ」のインタビューで〝トルソワの乱〟について言及。「そこまで重要視する必要はないと思う。彼女にとっても、簡単なことではなかったのだから、不公平。私はその場面が撮影されたことに不快感を感じた。なぜ撮られる必要があったのか」と、トルソワを思いやった。

 北京五輪で同門のアンナ・シェルバコワ(18)に続く銀メダルだったトルソワは、試合後「大嫌い! このスポーツが大嫌い! 二度とリンクに戻らない」などと泣きながら感情を爆発。抱擁しようとするエテリ・トゥトベリーゼ・コーチを拒否し、「あなたはすべて知っていた」などと非難した。この様子が中継され、世界中で物議をかもしていた。

 トルソワに同情する選手は多そうだ。