日本サッカー協会の田嶋幸三会長が、ロシアから侵攻されているウクライナの代表チームを今後日本に招待する意向を示した。

 19日に取材に応じた田嶋会長は「ウクライナと本当は試合をしたかった。その候補に挙げていたのも事実。ただ、ウクライナの(W杯欧州予選)プレーオフやネーションズリーグなどでなかなか日本に招待できないということで断念した」とウクライナ代表チームを招待する計画があったことを明かした。

 近々に実現することは難しいが「ユース、育成(年代のチーム)などを長期的にでも招待したい。できればJヴィレッジで合宿させてあげたい。そういうことも含めて福島県とも相談しながらやっていきたい。今の悲惨な状況は見ていられない」とA代表にこだわらず、ウクライナチームの来日を引き続き検討していく模様。

「なんとかしてあげたい。サッカーを通して我々はすぐに10万ドルを寄付したが、何らかの形で男子でも女子でも若年層でもフットサルでもビーチでも、サポートしていきたい。平和で健康でなければサッカーはできない。他人事とせずやっていかなければいけない」と戦乱に苦しむウクライナへのサポートを約束した。