サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」「ぽこぽん日記」「ハンギョドン」が、和歌山県内8自治体の「わかやま共通返礼品応援隊」に就任することが分かった。自治体側が発表した。

 ふるさと納税には「共通返礼品」という複数の自治体がそれぞれの地場産品をシェアして取り扱う制度がある。同県内では現在、24市町村が協力し、「共通返礼品」を設定できる制度を開始している。

 自治体側からの「サンリオのキャラクターで地場産品を盛り上げ、地域全体の活性化につなげたい」という要望に応え、3キャラの応援隊就任が実現。まずは九度山町、高野町、湯浅町、美浜町、由良町、すさみ町、那智勝浦町、北山村の8町村で活用される。真田幸村ゆかりの地で知られる九度山町の「赤備え」のキティや、世界遺産・高野山がある高野町の「お遍路さん」キティなど、オリジナルキャラが地域活性化に貢献する。

 多くの企業、アーティストなどと積極的にコラボし、博多大吉から「誰とでも寝るネコ」と愛着を込めて呼ばれたこともあったキティだが、サンリオキャラを使用した返礼品はあっても、複数の自治体と組んで応援隊となるのは初の試みという。

 サンリオ関係者は「サンリオでは『世界中で愛されているキャラクターで地域を笑顔にしたい』という願いがあります。和歌山県では、各自治体様同士が手を取り合って地場産品の活性化と、ふるさと納税寄付の拡大を目指す共通返礼品という素晴らしい制度に、この度共感いたしました。サンリオキャラクターが応援隊として各自治体の魅力を高めて、さらなる活性化につながっていくことを願っています」とコメントした。