カブスの鈴木誠也外野手(27)は19日(日本時間20日)に本拠地シカゴでのレイズ戦に「2番・右翼」で出場。1打数無安打3四球でデビューからの連続試合安打は9で止まった。2007年の岩村明憲(デビルレイズ=現レイズ)に並んだ日本人最長記録の更新はならなかった。チームは5―6で敗れた。

 前日の4番に続き、メジャーではチームの最強打者が入るともいわれる2番で初スタメン。1回一死無走者はオープナーの右腕ウィスラーから四球。3回二死一塁の第2打席は左腕フレミングに二ゴロと抑えられ、5回二死無走者の第3打席は四球で歩いた。

 4打席目は2点を追う7回二死三塁だった。5番手のサイドスロー右腕トンプソンに対してカウント1―2と追い込まれながら、フルカウントまで持ち込んで四球を選びチャンスを広げた。暴投で1点差に詰め寄ったが、同点のホームを踏むことはできなかった。

 期待された安打は出なかったものの、ボールに手を出さない選球眼の良さは相変わらずで3四球を選んだ。通算12四球はメジャー2位タイ。デビューからの連続試合出塁は11に伸びた。先発出場した10試合のうち9試合で少なくとも2度出塁している。試合終了時点での出塁率5割8分1厘はメジャー1位となった。今後もチームのためにやるべきことをやるだけだ。